実家の片付け・遺品整理、どう進める?今どきの事情と10年の変化
2025/06/02
はじめに:片付けは“家族の問題”から“社会の課題”へ
かつては「そのうち時間ができたら」「親が亡くなってから考える」と先送りされがちだった実家の片付けや遺品整理。
ですが、少子高齢化・核家族化の進行により、こうした問題が“家族単位”の問題ではなく、“社会全体”で向き合うべき課題へと変化しつつあります。
今回は、ここ10年での意識・行動の変化や、実際に片付け・整理を進めるうえでのポイントを統計データとともにご紹介します。
実家の片付け・遺品整理に関する意識の変化(2013年〜2023年)
以下のグラフは、ある大手リサーチ会社の調査(※)に基づいた、過去10年間の意識変化の例です。
年 | 実家の物が「多い」と感じている人の割合 | 「親に片付けてほしい」と考える人の割合 |
---|---|---|
2013年 | 62.3% | 58.4% |
2018年 | 69.5% | 65.2% |
2023年 | 76.0% | 71.8% |
※出典:PR TIMES/片付けに関する意識調査(2023)
https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000061_000055654
ポイント
10年間で「実家の物が多いと感じる人」は約14%も増加。
背景には高齢者の「モノを捨てられない心理」と、子世代の「帰省時に圧倒される」現実があるといわれています。
なぜ片付けが進まないのか?
遺品整理や生前整理がなかなか進まない理由には、以下のような要素が挙げられます。
■ 感情的なブロック
「思い出の品を捨てられない」「何を捨てていいかわからない」といった心理的負担。
■ 物理的・時間的な制約
遠方に住んでいて何度も足を運べない、仕事や介護で時間が取れない、など。
■ どこから始めればいいか分からない
分類・処分・保管…「片付けの知識や段取り」がないままスタートしがち。
実際の片付けで困ったこと(実例データ)
2023年のある調査によれば、生前整理・遺品整理で「困った」と答えた人の上位項目は以下のとおりです。
困ったこと | 割合 |
---|---|
写真・アルバムなど思い出の品が処分しづらい | 45.7% |
家具など大きいものが運べない/捨てられない | 38.7% |
保管場所がない | 60.4% |
家族・親戚との意見の食い違い | 24.9% |
「片付けは早めが正解」な5つの理由
1.親が元気なうちに進めれば意思を確認できる
2.財産・権利関係のトラブルを未然に防げる
3.大量のモノを一気に処理しなくて済む
4.引越し・売却などの決断が柔軟になる
5.専門業者との相談もじっくり行える
片付けを進めるステップとアドバイス
ステップ | 内容 |
---|---|
① 段取りを立てる | 優先順位とスケジュールを決めて、無理のない範囲でスタート |
② 仕分け | 「必要」「不要」「保留」「相談」など分類し、思い出の品は写真などで保存も可 |
③ 処分方法を選ぶ | リサイクル・寄付・フリマ・不用品回収など、状況に応じたルートを選ぶ |
④ 必要なら業者を頼る | 家具の運搬や家まるごとの清掃・整理はプロに任せた方が効率的 |
トランクルームや保管サービスの活用も視野に
どうしても手放せないものや一時的に保管が必要な場合は、トランクルームや保管サービスの利用も選択肢のひとつです。
荷物の一部を一時避難させることで、片付け作業のストレスが大きく軽減されます。
信頼できる専門業者の選び方
・公式サイトで料金・対応エリア・作業内容をチェック
・電話・メールでの対応の丁寧さを確認
・見積もり無料、事前説明があるか確認
まとめ:片付けは「未来への準備」
実家の片付けや遺品整理は、「残された人のための作業」でありながら、実は「今を生きる自分の安心」にもつながります。
手遅れになる前に、家族と話し合い、無理のない一歩から始めてみましょう。
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